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社労士だより「運鈍根」 再開17号 2006年10月17日
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○○ INDEX ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
1.色分けしましょう、管理職の仕事を!
2.ターゲットはサービス残業と偽装請負か?
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1.色分けしましょう、管理職の仕事を!

会社には大小問わず一般に部長や課長と言われる管理職がおられます。部下の指導・育成をしながら業績を上げていくことが役割の方です。しかし、中小企業では、そのことばかりに専念するわけにもいかず、部下と同じように日常業務に追われる日々も多いのが現実です。例えば、部下が急に休んだために、その部下の代わりに1日中その仕事をしなければならないこともあります。

 そこで、提案したいのは、管理職としての責務をどのくらい果たしているか、こなした仕事を色分けしてみたらどうでしょうか。

 方法は、手帳に記した1週間の仕事を以下の3通りに色分けするのです。
@ 部下に指導・育成しながら行なった仕事(他部門との関わり含む)
  これは、部下に対して仕事の指導のみならず、職場環境作りや部門内のコ ミュニケーションを円滑に行なうなどの仕事も含みます。
A 上司の補佐・代行の仕事
上司と共に行動した時間、補佐または代行した仕事。
B 自分の仕事
部門の目標達成のためにどのような方法がよいかなどを考えた仕事。

 この3通りの色を多い順番に並べ、日常の仕事を分析するのです。会社によって、順番は違って当然ですし、それによって自社の問題点も見えてきますし、その管理職がどのように過ごしているかわかり、評価の基準になります。

 仮に、部下が休んで代わりにその仕事をしていたことが多い場合や管理職が自ら抱え込んでいた仕事が多い場合は、管理職としての責務が少ないことを意味しますので、どうすればよいか対策を考えることが必要です。

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2.ターゲットはサービス残業と偽装請負か?

 
前号で偽装請負のことを書きました。その後、大阪労働局が新たな動きをしましたので、その続きを紹介します。

 大阪労働局が行なった事は、業務請負大手「クリスタル」グループの「コラボレート社」に対して労働者派遣法に基づいた事業停止命令を出したことです。偽装請負を理由にした事業停止命令は全国初です。

 事実の概要は、今年8月までの数年間コラボレート社の姫路営業所が製造会社から請け負った工場に自社の労働者を派遣していましたが、派遣契約を結ばずに作業指示や労務管理を製造会社側に丸投げしていたことに対する事業停止命令で、以前からの行政指導に従わなかったことによるものです。

 事業停止期間は、姫路営業所が1か月、その他の全国営業所が2週間になっています。

 この動きに合わせたかどうか知りませんが、システム開発大手が外注先との請負契約や外注先技術者に対する指揮命令系統の見直しに動き出しました。 前号でも書いた通り、偽装請負が根深いのは、IT業界だからです。

 労働局は、サービス残業の是正指導は相変わらずしており、昨年度の未払い 総額が約232億円(1,524社)になっています。今後は、これに偽装請負が是正指導の柱になってくると考えられます。