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社労士だより「運鈍根」 再開18号 2006年11月13日
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○○ INDEX ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
1.ヒヤリハットの応用!
2.脚立を甘くみてはいけない!
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1.ヒヤリハットの応用!

ヒヤリハットは、ハインリッヒの法則からきています。重大災害1件の裏には300件の事故にならず、危ないと感じただけのことがあり、この危なかった経験をヒヤリハットと言います。主に事故対策の安全衛生活動に使われていますが、他の問題にも応用できますからご紹介します。

例えば、労務管理でヒヤリハットにあたること思い当たりませんか。
@残業時間管理がルーズで、かつ、サービス残業になっていませんか
A社員になんとなく元気がなく、表情が暗く、体調不良を訴えていませんか
Bマイカー通勤を黙認していませんか
など、いろいろあります。

では、これらの@からBまでのヒヤリハットがどんな重大事故につながるか、考えてみましょう。

@会社が残業時間をきちんと管理、把握しておらず、本人がタイムカードに打刻した時間が残業時間と訴えれば、その時間分の残業代を支払うはめになってしまいます。
(就業規則トラブル事例1をお読みください)

A長時間労働していないか、「うつ病」などの精神疾患の疑いがないか、確認する必要があります。仕事に原因があるならば、それを解決しなければなりません。仕事に原因があって、過労自殺になったならば、安全配慮義務違反で会社は損害賠償請求されます。会社は社員の健康管理する義務があります。

Bマイカー通勤中の交通事故で相手の被害額を自動車保険で補えない場合は、会社に対して損害賠償請求をしてきます。

 ちょっとした事でも見過ごさずに対応していくことが会社を守ります。小事を大切にしなければならないこともあります。

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2.脚立を甘くみてはいけない!

 
脚立は、高い所にある物を取ったり、ちょっと高い所の作業をするのに非常に便利な用具です。簡単に折りたため、持ち運びも楽なため、多くの職場や家庭で使われています。しかし、簡単に使えるためか、危険に対する認識が非常に薄いです。要因として、@短時間作業が多いので油断しやすいA安全を確保して作業する意識が薄い、ことがあげられます。

また、脚立周辺の物に墜落時に激突して、打ち所によっては、致命的なけがを負うこともありますから要注意です。製造業での墜落・転落災害事故統計でも「脚立・はしごなど」が26.3%で「仮設物、建築物など」の31%に次いで2番目になっています。

 では、どうすればよいか、次のような対策が考えられます。
@ 原則として2メートル未満のものを使用する
A 水平で段差のない床面に設置する
B 開き止め金具は確実にロックする
C 天板より2段目以下の踏さんで作業する
D 天板上で作業するときは安全帯を使用する
E 脚立の周辺を整理整頓して物がないようにする
F 保護帽を着用する

墜落・転落は「1メートルは一命取る」と言われています。脚立を甘く見ていたら、大変なことになりますよ。