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社労士だより「運鈍根」 再開3号 2005年12月6日
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○○ INDEX ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
1.退職金の積み立て方
2.公的年金はどんどん減っていく。取り返すには?
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1.退職金の積み立て方

社長、退職金の準備はどうされていますか?
という問に対して「中退共」に加入しているよ、という返事がよくあります。
「中退共」とは、正式には「中小企業退職金共済制度」と言います。退職金の社外積立制度の1つです。2005年3月末のデータでは、加入企業39万社、加入労働者数266万人となっています。

 この中退共の特色は
@ 毎月の掛金を納めるだけで、退職金が社外積立されるので管理が容易です。
A 掛金は全額損金算入できます。
B 平成24年3月末で廃止される適格退職年金の受け皿にできます。
などが挙げられます。

 ただし、この退職金の支給手続きは、すべて退職者本人と中退共の間で行なわれ、直接本人の口座に振り込まれます。退職理由によって支払いがストップされることもありません。ですから会社にお金が入ってくることはありません。この事をご存知ない社長が多いし、また、退職金を払いたくない社員にも支払われてしまうことがご不満のようです。

 退職金の準備は、中退共以外にも生命保険や損害保険の商品を利用することもできます。こちらの方が融通性もあって会社の状況によっては向いているかもしれません。もちろん、中退共との併用も可能です。適格退職年金の移行を含めた退職金設計の折にはご相談ください。

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2.公的年金はどんどん減っていく。取り返すには?

 
 国民年金保険料を納めない人が4割位います。将来、年金がもらえないとか、どうなるかわからない、といった理由が主です。では、現在もらっている方の年金には何も影響はないのか、というとけっしてそうではありません。現在、もらっている方の年金額も減っていっているのです。

減っていく原因は、ズバリ所得税が上がっているからです。

公的年金は2か月に1回本人の口座に振り込まれます。この公的年金の内、障害や遺族の年金は非課税ですが、老齢年金は課税対象になっています。そのため、老齢年金は雑所得としての源泉所得税が控除された金額が振り込まれています。

 では、年金にかかる所得税の移り変わりを年金月額20万円の場合の試算をしてみます。扶養家族の有無など本人の状況によって控除額が変わりますので、65歳未満の方で配偶者がおられる場合とします。また、1か月での計算としていますので若干の誤差は生じます。

  平成16年 平成17年 平成18年
源泉所得税 1,600円 4,200円 4,725円
手取り年金額 198,400円 195,800円 195,275円

平成18年は、定率減税が20%から10%になるのでその分上がります。

ただし、年金の源泉所得税には社会保険料(国民健康保険料など)や医療費の控除等を入れずに計算していますので確定申告をすれば所得税を還付してもらうことは可能です。