製造業、町工場さん専門の山北社労士です。ヒヤリハットを改善します。

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事例1:
年金手帳が2冊以上ある方、または、紛失したことがある方は、年金請求前に必ずご覧ください。

以前から顔見知りのB社長から
「今年、60歳になる従兄弟がいるが、何回も転職したりしているから、一度、年金相談にのってもらえないだろうか?」と相談がありました。
私は「いいですよ」と返事をし、B社長も同席して従兄弟のCさんと会いました。

Cさんは、昭和16年3月3日生まれで、現在金属加工業を営む会社に勤務されており、
今年(平成13年)の3月3日の誕生日をもって60歳定年退職される予定です。

Cさんとの面談で次の事がわかりました。(Cさんとの面談は年明けに行ないました)

@ 年金手帳を2冊もっている。
A 昭和40年前後の引越の時に年金手帳を1冊紛失し、年金の記号番号が不明。
B 現在の会社に転職する前に勤めていた勤務履歴の年月日がはっきりしていない。

私は、年金を請求する前にやるべき事を言いました。

(1)Bの転職前の勤務履歴をはっきりさせる事が必要なこと。
→方法として年金加入記録照会票に勤めていた全ての会社名、所在地、勤務期間を記入して、勤務中の会社の管轄社会保険事務所に提出します。

(2)転職前の会社にはAの紛失した年金手帳の記号番号で手続きしていたことが判明したので(1)の作業ではっきりします。

(3)@の2冊の年金手帳の1冊は国民年金に加入していた時のもので、
基礎年金番号に統合して、1冊にする。

(1)から(3)の結果は以下の通りとなりました。

・ Bの転職前に119か月の厚生年金加入期間があり、勤務中の期間と合わせて326か月の厚生年金加入期間となった。

・ 国民年金加入期間が107か月(全て保険料納付済期間)あり、厚生年金加入期間と合わせて433か月の年金加入期間となった。

定年退職後に老齢年金の請求を行ないました。

今回は、転職前の会社名、所在地をおおよそ覚えておられたので、
年金加入期間照会の回答が約1ヶ月後にきました。
会社名とか所在地がはっきりしない方は早めにすることをお勧めします。
(2〜3か月かかることもあります)
いずれにしても、自分の年金加入期間を確認するために、お勧めします。